リゲルのデッキ置き場

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【黒の魔法神官】簡易デッキ紹介

 こんにちは。前回の宣言通り9月中に新しい記事を出すことができた自分を褒めてあげたい、リゲルです。
 今回も、この1年で組んだデッキを軽く紹介していきたいと思います。2個目はこいつのデッキ。

Sorcerer of Dark Magic LV9 by hoangsnsd on DeviantArt

 

1.デッキレシピ、コンセプト

www.db.yugioh-card.com

《黒の魔法神官》
このカードは通常召喚できない。自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族モンスター2体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。①:罠カードが発動した時に発動できる。このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。

 簡単に言うと罠版の《ホルスの黒炎竜LV8》です。しかし「レベル6以上の魔法使い族モンスター2体」と、素直に揃えるのはやや手間な素材を要求してきます。そこで今回は《輝神鳥ヴェーヌ》のレベル変更効果を使うことによって一体分ズルをすることにしました。《輝神鳥ヴェーヌ》は《黒の魔法神官》へのアクセス役も担っており、《マジシャンズ・ソウルズ》で墓地に落としてから《リンクリボー》に変換すれば、そのまま回収できます。

 《輝神鳥ヴェーヌ》でレベル変更させる対象には、《青き眼の乙女》をチョイス。《黒の魔法神官》《輝神鳥ヴェーヌ》《青眼の白龍》と高打点が並ぶことになり、罠封殺の強みを目立たせることが出来るかなと。《青眼の白龍》は《高等儀式術》のリリース要員としてもちょうど良いですしね。

 そして最後に、《黒の魔法神官》の効果を活用方法についてです。相手の罠を一方的に封じて殴る、というだけでも強力ではあるのですが、少し物足りない感じがしたので、何か能動的に使えないかなと。そう考えていた時に見つけたのが《Vivid Tail》でした。発動を無効にした場合は"フィールドから離れた"扱いにならないため、「〇〇でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される」というテキストを持つ罠を《黒の魔法神官》で無効にすれば、除外されずに墓地に戻ることになります。この行為に意味を見出せるのは《Vivid Tail》と《ハイレート・ドロー》の二枚。今回は《輝神鳥ヴェーヌ》を使い回すための《契約の履行》や、《マジシャンズ・ソウルズ》や《青き眼の乙女》と噛み合う《魔術師の再演》をバウンスできたら旨い、ということで《Vivid Tail》の方を採用しました。

2.回し方

 初動は《ライティ・ドライバー》からの《虹光の宣告者》。次のターン以降、サーチした《イリュージョン・オブ・カオス》→《マジシャンズ・ソウルズ》でドロー回しながらパーツを集めていきます。

 なんやかんやで《輝神鳥ヴェーヌ》が儀式出来たら、以下の流れで《黒の魔法神官》を呼び出します。

①《マジシャンズ・ソウルズ》で《黒の魔法神官》を落として特殊召喚&《ライティ・ドライバー》召喚から《レフティ・ドライバー》を特殊召喚

②《マジシャンズ・ソウルズ》と《レフティ・ドライバー》を墓地に送り《憑依覚醒-デーモン・リーパー》を特殊召喚、墓地の《虹光の宣告者》を釣り上げ。

③《憑依覚醒-デーモン・リーパー》と《ライティ・ドライバー》で《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》をシンクロ召喚、《憑依覚醒》をサーチ。

④《憑依覚醒》発動、チェーンして《虹光の宣告者》の効果発動。効果無効で蘇生されているので《憑依覚醒》はそのまま通り、《虹光の宣告者》のリリースをトリガーに《輝神鳥ヴェーヌ》で《黒の魔法神官》回収。

⑤適当な魔法使い族モンスターを対象に《輝神鳥ヴェーヌ》の効果、《黒の魔法神官》を見せてレベルを9に変更し、2体をリリースして《黒の魔法神官》を特殊召喚、《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》は自身の効果で帰還。

 この動きで盤面には《輝神鳥ヴェーヌ》《黒の魔法神官》《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》の三体、《憑依覚醒》込みで総打点は10,000点。もし《輝神鳥ヴェーヌ》の対象が《青き眼の乙女》であれば追加で《青眼の白龍》も並んでいるので、結構な圧になります。
 後は《輝神鳥ヴェーヌ》を《契約の履行》《リビングデッドの呼び声》などで使い回して、相手のライフが尽きるまで繰り返し《黒の魔法神官》の回収&出力を狙います。先述の通り《Vivid Tail》があれば尚良し。

 

3.各カードの採用理由

・《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》
 基本的には《マジシャンズ・ソウルズ》で墓地に送り、《リターン・オブ・ザ・ワールド》の儀式素材として活用。引いても普通に儀式したら強いのがgood。

・《教導の騎士フルルドリス》《教導の大神祇官》《教導の聖女エクレシア》
 ドラグマセット。《教導の大神祇官》が《虹光の宣告者》を落として初動になったり、《黒の魔法神官》のリリース要員だったり、《教導の騎士フルルドリス》が《輝神鳥ヴェーヌ》の回収先として非常に強力だったり、という点を評価しての採用。
 エクストラからの展開を縛ることで、《黒の魔法神官》《青眼の白龍》《輝神鳥ヴェーヌ》と言ったメインデッキの打点で戦うコンセプトの理由付けにもなってくれます。

・《ディメンション・マジック》
 こいつのためにこのデッキを組んだ、といっても過言ではないくらいには大好きなカードです。《青き眼の乙女》や《輝神鳥ヴェーヌ》のトリガーになりつつ、対象を取らない破壊という強力な除去をかませます。また《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》と組み合わせて、一気にライフを詰めに行くことも出来ます。
 手札から出す魔法使い族に乏しいようにも見えますが、《ブラック・マジシャン》は《イリュージョン・オブ・カオス》によっていつでもサーチ可能なので、その点で困ることはあまりありません。

・《マジシャンズ・プロテクション》
 《マジシャンズ・ソウルズ》と合わせて引けていれば、《教導の大神祇官》を特殊召喚して初動と言い張ることができます。某氏のパクりです。
 ダメージ半減も《ワンチャン!?》のダメージを抑えられてそこそこ助かります。

・《転生炎獣アルミラージ》
 《青き眼の乙女》や《輝神鳥ヴェーヌ》のお手軽トリガー要員。自己蘇生効果もあるので長期戦にも対応。自爆特攻から《マジクリボー》と同時に起動すればそれっぽく見えます。

・《セキュア・ガードナー》
 《輝神鳥ヴェーヌ》のトリガーが欲しい時に《リンクリボー》を墓地に送ったり、《教導の大神祇官》の召喚コストがない時に無理やり捻出したり。《ワンチャン!?》のダメージを消せるのも良し。

・《リンクメイル・デーモン》
 除去が豊富とは言えないデッキであり、《黒の魔法神官》の打点を超えるモンスターの対処に困ることが多々あったので、その回答として。出し方は《神聖魔皇后セレーネ》で《サウザンド・アイズ・サクリファイス》や《オルターガイスト・ドラッグウィリオン》を釣り上げて。

・《蒼眼の銀龍》
 《青き眼の乙女》+《青眼の白龍》で立てるド定番モンスター。スタンバイフェイズに《ブラック・マジシャン》を継続的に蘇生出来るので、《黒の魔法神官》のリリース要員確保にも役立ちます。

 

4.採用を検討したカード

・《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》
 元々は《ディメンション・コンジュラー》を主軸の一つに据えていて、その時に採用を考えていたカード。《ディメンション・コンジュラー》から《ディメンション・マジック》をサーチしてそのまま発動、《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》を特殊召喚すれば、デッキトップを操作しつつ、奪ったモンスターと合わせて《真血公ヴァンパイア》をエクシーズ召喚出来ます。
 しかしながら現在の構築に落ち着いていくにつれて《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》と《真血公ヴァンパイア》によって特殊召喚したいモンスター、両方を手札に抱えるというのが難しくなり、断念しました。

 

5.おわりに

 今回もシンプルなデッキだったので軽めの解説でしたが、いかがだったでしょうか。今後もこれくらいの気持ちでサクサクと書いていければなと考えてます。

 《黒の魔法神官》でデッキを組んだのは、このカードが小学生時代、憧れのカードだったからです。映画での活躍がかっこよかったのは勿論、効果も相手の罠だけを封じる事が出来るという、(特に小学生環境では)非常に強力なものだったので、使ってみたいと思っていました。しかしプロモカードであるこのカードを入手することは困難で、終ぞ手に入ることはなく、ヴァリュアブルブックで眺めるばかりでした。
 そして月日は流れ、昨年ストレージを漁っていたところ、このカードを発見、当時の思い出が蘇り、デッキを組んでみたという次第です。自分のデッキとしては珍しくパワーでゴリ押すデッキだったわけですが、それはそれで新鮮さがあって組んで良かったなと思います。

 今回の分で、この一年でストックしてあったデッキの紹介は終了です。他にも色々組んでいたのですが、特に語ることもないようなデッキや、改訂で使えなくなったりしたデッキが多いので。早よ記事にせんからそうなるんやぞ
 次回はつい最近組んだデッキの紹介になるかと思います。他にも、過去に紹介したデッキで大きく形を変えているものもあるので、その辺りの紹介もしていきたいな~と考えています。

 それではまた次回!