リゲルのデッキ置き場

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【獅子に鳳梨】デッキ紹介

 こんにちは、リゲルです。先日、AAオフに参加してきたのですが、そこで色々と刺激を受けモチベが上がったので、筆を執ってみました。やはりオフ会というのはいいものですね。AAオフもう2か月前ってマジ?
 今回の紹介するデッキはそのAAオフで使ったデッキです。今回の主役はこちら。

 

遊戯王】 ナチュル・パイナポー EXP4/ノー の通販 - カーナベル

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターは植物族になる。自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。この効果は自分フィールド上に「ナチュル・パイナポー」が表側表示で存在する場合、または自分の墓地に植物族・獣族以外のモンスターが存在する場合には発動できない。

 

 

1.デッキレシピ、コンセプト

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黄泉ガエル》のような自己蘇生効果に加え、自分フィールドのモンスターを全て植物族に変えてしまうという非常にユニークな効果を持っています。このカードを主軸とするに当たって構築上意識する必要があるのは、以下の3点です。

1.魔法・罠ゾーンにカードを基本的に置かない
2.植物族、獣族をベースにする
3.自分フィールドのモンスターが植物族になるメリットを用意する

1と2については、自己蘇生効果を無視して、《ローンファイア・ブロッサム》や《ナチュルの春風》で出力することに特化すれば不要な条件ですが、あくまでも"《ナチュル・パイナポー》のデッキ"が組みたかったので、ここは全テキストを活用する方向で考えました。難儀な条件ではありますが、毎ターン自己蘇生する効果自体が弱いわけはないですしね。

そして一番重要な3について。植物族のサポートカードや植物族を素材に要求するモンスターを一通り探ってはみたものの、あまりパッとするものはありませんでした。そこで視点を少しずらし、種族が変わること自体にスポットを当てたときに思い浮かんだのがこのカード。

 

 

遊戯王】 鉄獣の抗戦 PHRA(1102)/ノー の通販 - カーナベル

皆大好きリボルトキャンセルです。処理途中で種族を植物族に変更させてしまうことで、「トライブリゲード」リンクモンスターの素材条件を満たさず、蘇生・帰還したモンスターがそのまま盤面に残ることになります。《ナチュルパイナポー》がテーマ内に碌に存在しないのに獣族を指定していたのは、このカードの登場を見越してだったに違いありません。

では盤面に何を出力するかですが、チョイスしたのは《アンドロ・スフィンクス》と《スフィンクス・テーレイア》でした。

 

人気新品入荷 スフィンクス テーレイア drenriquejmariani.com

 

最上級モンスターであるにも関わらず、「墓地から特殊召喚することが出来ない」という強烈なデメリットを持つのですが、《鉄獣の抗戦》であれば除外ゾーンから呼び出すことが出来ます。除外からの帰還になる都合、《輪廻独断》には出来ない動きであり、《ナチュル・パイナポー》の強みが出ていると言えるのではないでしょうか。同様の動きが出来るカードとして《アンデットワールド》や《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト》もありますが、《ナチュル・パイナポー》は容易にオンオフを切り替えることができ、豊富な獣族サポートを十全に機能させることが可能です。
また「スフィンクス」側の視点で見ても、《ユニオン・キャリアー》亡き今、この2体を場に並べる手段としては割と現実的な部類だと思います。

後は《スフィンクス・アンドロジュネス》を呼び出すための、二体のスフィンクスを同時に破壊する手段の選定ですが、《フレシアの蟲惑魔》とそのコピー先である《大落とし穴》を採用。エクストラからいつでも用意できるという点と、植物族であることを評価しました。

ショップで探すの苦労しました

《鉄獣の抗戦》が罠カードであり、伏せたままだと《ナチュル・パイナポー》が蘇生出来ない都合、基本的には相手ターンに《鉄獣の抗戦》を発動し、《スフィンクス・アンドロジュネス》を降臨させることになります。打点上昇効果が無駄になってしまうように思えますが、一度出してしまえば蘇生可能なので、その後は《精霊冥騎-急還馬》で毎ターン復活させて6500打点で殴っていけます。

ただ今日日、高打点で殴ってるだけでは勝てないだろうと思ったので、サブギミックとして《星見獣ガリス》を採用。素直に使うにはモンスターの比率が高める必要のあるカードですが、《ナチュル・パイナポー》の自己蘇生条件の都合からも方向性としては噛み合っていました。「スフィンクス」達が高レベルで火力に期待が持てるのもgood。《百獣王 ベヒーモス》や《魔天使ローズ・ソーサラー》で回収を繰り返し、ライフが削れてきたところで《スフィンクス・アンドロジュネス》でフィニッシュ出来たらな~という流れでデッキを組み進めました。

2.回し方

初動は《レスキューキャット》で《森のメルフィーズ》から《メルフィー・ワラビィ》に、「メルフィー」を素引きしている場合は《メリアスの木霊》から《ナチュル・パイナポー》or《精霊冥騎-急還馬》を落とします。その後は《森の聖獣 キティテール》を「メルフィー」や《精霊冥騎-急還馬》で毎ターン出力し準備を整えていきます。

スフィンクス」達は《メルフィー・キャシィ》でサーチし、《メルフィー・フェニィ》で特殊召喚したり《フラボット》でトップに置いて《星見獣ガリス》でぶん投げたりして墓地に送っておきます。墓地に送れたら《鉄獣戦線 ケラス》で除外しつつ《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》で《鉄獣の抗戦》に触ります。「鉄獣戦線」の縛りと《ナチュル・パイナポー》の効果により、その後一切リンク召喚が出来なくなってしまう不具合が発生しますが、《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》は《精霊冥騎-急還馬》のコストで墓地に送れます。

後は好きなタイミングで《ナチュル・パイナポー》を残しつつ《フレシアの蟲惑魔》を立てればOK。

3.各カードの採用理由

メインの動きに直接関係ないカードを中心に。

・「捕食植物」
《精霊冥騎-急還馬》のコストとして最適な《捕食植物ビズリスプ》、ガードを固めるための《捕食植物セラセニアント》、不足気味な除去札としての《捕食植物バンクシアオーガ》《捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ》等、色々と都合が良いカードが揃っていたので。

・《ステイセイラ・ロマリン》
《星見獣ガリス》でヒットした時にワイルドカードとして使えるのと、《精霊冥騎-急還馬》で蘇生して、下準備しつつ耐え耐えの構えが出来る点を評価して採用。

・《陽竜果フォンリー》
パイナポーシナジー。相手バトルフェイズに《精霊冥騎-急還馬》→《森の聖獣 キティテール》で落とすと、湧きつつ打点半減を入れることができ、耐久面で非常に頼りになります。《星見獣ガリス》ガチャのラッキー枠でもあります。

・《剣神官ムドラ》《PSYフレームロード・Ω》
《鉄獣の抗戦》《大落とし穴》が《星見獣ガリス》で落ちてしまった際のリカバリー用。植物族・獣族ではありませんが、いずれもすぐに墓地から消えるので《ナチュル・パイナポー》の邪魔にはなりません。

・《巨大ネズミ》
多少事故軽減になるのと、形だけでも《剣神官ムドラ》に触われるように採用しました。《スプライト・エルフ》と相打ち出来たら美味しい。

・《狡猾な落とし穴》
前述の流れで《スフィンクス・アンドロジュネス》を出す際、自ターンの《フレシアの蟲惑魔》が余るので採用。予め盤面を荒らしておくことで、相手に展開を強要、《大落とし穴》をクリーンヒットさせやすくなります。
また《メルフィー・フェニィ》で出した「スフィンクス」が生き残った場合、《マネキンキャット》でもう片割れを出し、このカードで割れば自ターンに《スフィンクス・アンドロジュネス》を狙いに行くこともできるのも大きいです。

・《星風狼ウォルフライエ》
貴重な盤面取れるモンスター。《百獣王 ベヒーモス》で《ホップイヤー飛行隊》を拾ったり、《捕食植物オフリス・スコーピオ》で《捕食植物バンクシアオーガ》をリクルートして出します。「メルフィー」中心にカウントは稼ぎやすいです。

・《うきうきメルフィーズ》
《ホップイヤー飛行隊》での妨害は勿論、ランク4の素材が必要な時に《森の聖獣ヴァレリホーン》等からの中継として欲しくなるので採用。

・《六花聖ストレナエ》
墓地に落ちた《魔天使ローズソーサラー》の回収であったり、《六花のしらひめ》が墓地にいる時に相手の妨害を抑えるために活躍してくれます。
リリースされた時の効果では《森羅の鎮神 オレイア》を特殊召喚出来ます。トリガーが少ないように見えますが、《にん人》《六花のしらひめ》で召喚権を残しつつ立てれば、《百獣王 ベヒーモス》のアドバンス召喚で起動できます。そしてそのまま特殊召喚した《森羅の鎮神 オレイア》でトップ操作、《百獣王 ベヒーモス》で回収した《星見獣ガリス》を投げ、拾った《魔天使ローズソーサラー》で回収~とかできれば非常に気持ちいいです。

4.おわりに

ざっくりとした解説になりましたが、いかがだったでしょうか?もし分かりにくいところ等あれば教えてください。

獣・植物族のほぼモンというキツい縛りで構築してみましたが、意外と何とかなってしまうあたり遊戯王のカードプールの広さを感じましたね。
また気が向いたらブログ書いてみようと思いますので、その際は宜しくお願いします。それではまた~