リゲルのデッキ置き場

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【天地不乱】

こんばんは、リゲルです。

 

今回もリン酸さんの「こうちくの流儀」という企画に乗っかって、答え合わせ用のデッキ紹介記事を書いたてみました。

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目次

 

1.デッキレシピ、コンセプト

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【モンスター】 30枚
パラレルエクシード×3
擾乱騒蛇ラウドクラウド×2
不知火の隠者×3
不知火の鍛師×1
不知火の宮司×1
不知火の武士×1
不知火の武部×1
逢魔ノ妖刀-不知火×1
牛頭鬼×1
馬頭鬼×2
ゴブリンゾンビ×3
ニゾンビ×1
儚無みずき×1
朔夜しぐれ×1
水晶機巧-スモーガー×1
水晶機巧-クオン×1
SR三つ目のダイス×1
ライティ・ドライバー×3
レフティ・ドライバー×2

【魔法】 7枚
逢華妖麗譚-不知火語×1
不知火流 伝承の陣×1
死者蘇生×1
おろかな埋葬×1
星邪の神喰×2
封印の黄金櫃×1

【罠】 5枚
クリストロン・インパクト×1
風林火山×3
不知火流 燕の太刀×1

【エクストラ】 15枚
転生炎獣アルミラージ×1
水晶機巧-ハリファイバー×1
ヴァンパイア・サッカー×1
アドヴェンデット・セイヴァー×1
麗神-不知火×1
キングレムリン×1
武力の軍奏×1
水晶機巧-クオンダム×1
水晶機巧-アメトリクス×1
ドリル・ウォリアー×1
妖神-不知火×1
翼の魔妖-天狗×1
シューティング・ライザー・ドラゴン×1
PSYフレームロード・Ω×1
電脳堺狐-仙々×1

 

《擾乱騒蛇ラウドクラウド》を使いたかったという体で不知火を久しぶりに使いたかったデッキです。

 

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《擾乱騒蛇ラウドクラウド

このカードは通常召喚できない。自分の墓地から炎属性と風属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地から炎属性モンスター1体を除外し、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。このカードの攻撃力は破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。②:自分の墓地から風属性モンスター1体を除外し、相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

《擾乱騒蛇ラウドクラウド》を使うにあたって、まずは採用する炎属性と風属性の選定から入りました。

 炎属性は除外することによってアドバンテージを稼ぐことが出来る不知火を。

 一方、風属性側の選定ですが、除外をメリットに出来るテーマは霊獣、SR、音響戦士程度。ただ、それらを不知火と一つのデッキとして纏まりが取り辛かったので、枚数を確保するのではなく、少数の風属性を使い回す方針に切り替えました。

 

ということでアンデットの範囲内で完結させるために《翼の魔妖-天狗》を《麗神-不知火》で帰還させるプランに。因みに風属性のアンデット族で検索したら4種類しか居なくて焦りました。

 

実際にやりたい動きとしては、以下の通り。

①墓地の《翼の魔妖-天狗》、《逢魔ノ妖刀》を除外し、《ラウドクラウド》を特殊召喚

②《ラウドクラウド》の起動効果のコストに《隠者》を除外、《逢魔ノ妖刀》帰還。

③《逢魔ノ妖刀》の効果で除外されている《馬頭鬼》と《隠者》を帰還、2体で《ヴァンパイア・サッカー》or《アドヴェンデンット・セイヴァー》をリンク召喚。《馬頭鬼》の効果で適当なアンデット蘇生して《麗神》をリンク召喚。相手ターンに入って《麗神》の効果で《天狗》を帰還。

 

この盤面は返されても墓地に《翼の魔妖-天狗》、《逢魔ノ妖刀》が戻ることになるので、《ライティ・ドライバー》と《ラウドクラウド》で《ドリル・ウォリアー》をS召喚、《ラウドクラウド》を拾い続ければ毎ターン同じサイクルを繰り返すことが出来ますね。(二回目以降は《馬頭鬼》で直接《麗神》を蘇生)

 

 

2.回し方

色々とパターンが多くて複雑なのですが、一番良くある展開は《隠者》+《馬頭鬼》or《ゴブリンゾンビ》です。

①《ユニゾンビ》のリクルートから《馬頭鬼》+《ゴブリンゾンビ》の2体を墓地に送って《ゴブリンゾンビ》を蘇生、《ユニゾンビ》とで《ハリファイバー》をリンク召喚。

②《水晶機巧-クオン》をリクルートしつつ、《不知火の鍛師》をサーチ。相手ターンに入って《鍛冶》を巻き込みつつ《水晶機巧-アメトリクス》をS召喚。攻撃をシャットアウトしつつ、《不知火》カードサーチ。

③《ハリファイバー》の効果で《シューティング・ライザー・ドラゴン》をS召喚。追加の《馬頭鬼》を落としつつ、《アメトリクス》と《PSYフレームロード・Ω》をS召喚。

 ②の《鍛師》で加えるのは、後続の動きが手札にあれば後々の継戦力を高められる《不知火流 伝承の陣》を、ない場合は《天狗》や《キングレムリン》に繋げるための《武部》や《宮司》をサーチします。

 

後はハンドと相談しながらコンセプトの項で触れたサイクル構築を目指していきましょう。(適当)

 

3.各カードの採用理由

◆メインデッキ

・《パラレルエクシード》

最強上振れカード。風2体墓地に貯めつつ《キングレムリン》から《ラウドクラウド》持って来れるので、《ラウドクラウド》考える上で不採用にする方が難しいレベルですね。

 

・《不知火の武士》

不知火最強の一枚。《ラウドクラウド》では突破出来ない破壊耐性持ちを飛ばしていけます。《鍛師》、《宮司》、《隠者》辺りを除外する動きだけでも十分強力なのは言わずもがな。除外はコストなので、《逢魔ノ妖刀》で帰還させた場合でも置いとけば仕事してくれます。

除外時の効果も《宮司》や《逢魔ノ妖刀》を回収して後続確保できて隙が無いですね。何か普通の不知火の話になってきて書く意義を見失いつつある。

 

・《牛頭鬼》

 一枚差しときゃ動きが全然変わる奴。《ユニゾンビ》なりで落として《逢魔ノ妖刀》など除外しつつ、《ゴブリンゾンビ》などでサーチした《武士》や《隠者》の出力、更に後の《麗神》を作る際の動きで墓地肥しのおまけが付きます。モンスター比率が高めのデッキなので、ハンドのモンスターを捌けるのは非常に便利ですね。

 

・《馬頭鬼》

がっつりアンデットって感じのデッキですが、単体で初動に貢献しないため2枚。どうせサイクル嵌れば《逢魔ノ妖刀》で使い回し続けられますしね。

 

・《ゴブリンゾンビ》

《隠者》とセットで引けば理想的な動き出来ますし、最悪セットエンドしとけば《隠者》サーチして、回し方の項で挙げた動き出来るので3枚。 

 

・《儚無みずき》、《朔夜しぐれ》

 手札誘発2人。バックが非常に薄いデッキなので防衛手段として採用。

 《儚無みずき》は元々《ダークドリアード》を採用していた頃に引き込んで強い水属性の枠だったのですが、《ドリル・ウォリアー》で拾っておけばほぼ確実に生き延びられる点や後述の《風林火山》を考慮して続投。《朔夜しぐれ》も同様の理由に加えて、貴重な風属性アンデットなので、《ラウドクラウド》のコストに窮した際に落とせば何とかなるのも大きいです。

 

・《水晶機巧-スモーガー》

《クリストロン・インパクト》サーチして《ハリファイバー》を使い回したいだけの枠。《星邪の神喰》や後述の《三つ目のダイス》の項で触れる展開パターンにて 《シューティング・ライザー》で落とします。《鍛師》や《ゴブリンゾンビ》と一緒に引き込んだ際は《クオン》を呼んでお茶を濁したり。

 

・《SR三つ目のダイス》

 《ハリファイバー》でリクルートする択かつ《星邪》で落とす択。

 リクルートするのは、《パラレルエクシード》を握ってはいるが《ハリファイバー》以上の展開が無い(《ライティ・ドライバー》、《隠者》単体など)、という時です。《パラレルエクシード》一体とシンクロして《天狗》を出しておきつつ、もう一体の《パラレルエクシード》は《スモーガー》を落とした《ライザー》とで《Ω》になる感じですね。

前述した通り防御の薄いデッキなので、単純に攻撃一回無効だけでも心強いです。

 

・《逢華妖麗譚-不知火語》

 一応《鍛師》でのサーチ択。強力ながらも展開するのにやや手間のかかる《武士》をリクルートしたり、序盤の素引きでも最悪《隠者》出して《アドヴェンデット・セイヴァー》で誤魔化し出来ます。以前《水晶機巧-シトリィ》を採用していた頃は、効果にチェーンすることで《武士》や《ゴブリンゾンビ》を釣り上げるだけで処理を終えることが出来る、というのも考えてたりしました。

そして何より評価すべきはそのイラストと英語版の名前《Ghost Meets Girl - A Shiranui's Story》。100点。

 

・《不知火流 伝承の陣》

 余裕のある時に《鍛師》でサーチする枠。

《隠者》の帰還効果数を増やせる他、《ラウドクラウド》が無い時でも《牛頭鬼》や《武士》と合わせれば《逢魔ノ妖刀》&《隠者》を除外してサイクルを継続できるため、デュエルが長引いた際には非常に心強いです。

 

・《星邪の神喰》

《ラウドクラウド》を使う都合で属性がバラけている点を強みにしていけるカード。《ライティ・ドライバー》や《スモーガー》など+αの展開札を準備していきましょう。

強いカードであるのは違いないですが、初動には貢献しないので2枚に抑えています。

 

・《不知火流 燕の太刀》

間違いなく最強のカードですが、盤面処理は《ラウドクラウド》がこなしてくれること、初動には貢献しないこと、必要であれば《鍛師》で何とか持って来れなくもないことを考慮して1枚。

 

・《風林火山

 ここまで真面目なデッキ過ぎて胸焼けして来たので、申し訳程度の遊び要素()

《星邪》と同じく属性がバラけていることに意味を持たせるカードであり、サイクルが完成すれば《ラウドクラウド》、《麗神》、《天狗》と3属性が並び続けるので、後は地属性を追加するだけです。《馬頭鬼》で蘇生するのを《牛頭鬼》にして、《麗神》の素材には適当な通常召喚したアンデットを当てたり、素材にせずに残った《レフティ・ドライバー》であったり、風属性が他に用意できるのであれば《逢魔ノ妖刀》で帰還させた《馬頭鬼》と《不知火》をそのまま盤面に置いてターンを返したり。こちらが展開できる属性の自由度は高いので、相手に使う属性に合わせた展開をするでもいいですね。相手のモンスター利用して打った方が煽れるので楽しい。

初動の安定性にはかなり気を使ったデッキなので、ここは思い切って3枚。勿論ターン1などはないので、(初手に3枚来るとかでなければ)重ねて引いても問題ないです。

 

エクストラデッキ

・《転生炎獣アルミラージ》

素引きした《スモーガー》、《レフティ・ドライバー》を墓地に送りつつ、《パラレルエクシード》起動するための札。一応炎属性なので除外コストにも。頼むから《ゴブリンゾンビ》の打点100下がってくれ。

 

・《ヴァンパイア・サッカー》

《麗神》へ向かう際に、1ドローのおまけが付く中継点。相手の墓地からモンスターを引っ張りだして《風林火山》の条件満たしたりも出来ます。

 

・《アドヴェンデット・セイヴァー》

中継点その2。こちらはバトルに入ってからメイン2で《麗神》に行く際や、序盤の誤魔化しで使用できる点を評価。こちらを2枚採用すれば起動効果で同名を戻し続けることが出来き、サイクルを完全にすることもできるのですが、そこまでしなくとも十分の継戦能力があることと《ヴァンパイア・サッカー》以上の役割が持てなかったため1枚のみ。何より微妙に値段するので2枚目を買いたくない。

後は普通の【不知火】の話になってしまいますが、肥やし効果で《牛頭鬼》を落とせばダメステ中に《宮司》を起動させたりも出来ます。

 

・《武力の軍奏》

《クリストロン・インパクト》で帰還させた《ハリファイバー》でのS召喚がメイン。2属性用意できるので、簡単に《風林火山》達成出来ます。

また、《ラウドクラウド》のコストとなる風属性が不足しそうな場合に、《ライティ・ドライバー》→各種シンクロor《ハリファイバー》に向かう際に中継したりすることも。

 

・《水晶機巧-クオンダム》

《キングレムリン》へ行くために、《ライティ・ドライバー》から出せる星4シンクロが1枠欲しかったので。《クトグア》や《ハストール》も候補には上がりましたが、帰還した《ハリファイバー》から出して《Ω》や《仙々》になれる役割も持てるこちらを採用しました。

 

・《ドリル・ウォリアー》

完全耐性持ち立てられた時の唯一の勝ち筋()

素材となる非チューナーモンスターは《ラウドクラウド》や《ユニゾンビ》でレベル調整して調達ですね。

 

・《妖神-不知火》

《逢魔ノ妖刀》や《武部》でアンデット縛りが付いた時でも盤面を返せるように。(テーマの動き以上の役割は特に)ないです。

 

・《電脳堺狐-仙々》

相手がやべぇ展開してきそうな際に、《ライザー》で星3を落として《アメトリクス》とシンクロしたり、《クオンダム》+《ラウドクラウド》だったりで出します。

《馬頭鬼》などの再利用は勿論、①③の効果で各種《不知火》を除外出来たり、《天狗》の自己蘇生効果のトリガーともなったり。

 果たして盤面マクロはこの界隈で許される効果なのか悩みましたが、そもそもパワーラインを高めに設定したデッキですし、毎回決まって出てくるわけでもないので採用しときました。

 

4.採用を検討したカード 

検討したカードっていうか没にした型の紹介です。

f:id:ssrigel:20200830152908p:plain《ダーク・ドリアード》+《ライトロード・セイント・ミネルバ》のシステムを利用したタイプです。トップに仕込んだ《バリキテリウム》を《成金ゴブリン》などで引き込み、残りの《馬頭鬼》、《隠者》、《スモーガー》を落として動き出すのが基本ですね。しかしやや安定感や速度に欠けること、初動に割くエクストラ枠の圧迫から現在の構築へとシフトすることになりました。

現在採用されていない残りのカードも紹介しておきますね。

 

・《ジャイアント・レックス》

《黄金櫃》で展開して《ダーク・ドリアード》と《ミネルバ》を組んだり、《風林火山》の上で不足しがちな地属性を《シトリィ》、《仙々》などで供給出来るため採用。《馬頭鬼》と《牛頭鬼》はデッキから早々に居なくなってしまうため、中盤の《ダーク・ドリアード》が発動出来ない問題をケアするための枠でもあります。

《ダーク・ドリアード》とともにOUT。

 

・《水晶機巧-シトリィ》

各種《不知火》の起動や、《ジャイアント・レックス》を除外しつつ《HSR魔剣ダーマ》をS召喚して2属性揃えたりという想定でした。ただエクストラ枠を食いますし、《ジャイアント・レックス》も抜けて役割が減ったのでOUT。

 

・《モンスタースロット》

《ダーク・ドリアード》で仕込んだトップを引き込める上に《不知火》や《ジャイアント・レックス》を起動できるということで採用してました。同じく《ダーク・ドリアード》とともにOUT。

 

・《旋壊のヴェスペネイト》

役割を終えた《ミネルバ》、《キングレムリン》を地属性に変換して《風林火山》のサポートをしたり、ワンチャン《ゴブリンゾンビ》の蘇生からリソース確保出来たらということで採用。守備貫通効果も《クリストロン・インパクト》や《アメトリクス》と併せて活きたりもしました。

続投も検討しましたが、《キングレムリン》は残しておいた方がプレッシャーになる場面もありますし、他に優先すべきカードがあると思いOUT。

 

5.終わりに

 最後までお読みいただきありがとうございました。不知火は純でも組んでたくらいには好きなので、こうしてデッキに組み込めて良かったです。

 今回のデッキは、自分の中ではやや過剰とも言えるほどに初動の安定に拘ってみました。中々調整には苦労したので、次のデッキはもっとすんなり組めたらいいなと思ってます。(既に難航中)(というかすんなり組めた試しがない)

 

それではまたいつか次回!