リゲルのデッキ置き場

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【うか☆ぱに】デッキ供養

前回の記事からまだ3ヶ月しか経っていないそうです。驚異的なスピードですね(当社比)

今回はデッキ供養と言いますか、違う形で組み直そうと思って いるデッキです。個人的な備忘録としても一旦書き留めておこうかなと。

それでは本題へどうぞ。 

 

目次

1、デッキレシピ、コンセプト

2、回し方

3、各カードの採用理由

4、採用を検討したカード

5、余談

6、おわりに

 

1、デッキレシピ、コンセプト

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見ての通り今回使いたかったのはこちらのカード。

 

「ウカノミタマノカミ 遊戯王」の画像検索結果

《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》 

効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2250/守2250
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
手札・デッキから、攻撃力と守備力の数値が同じで、属性が対象のモンスターと同じとなるモンスター1体を特殊召喚する。
(3):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功する度に発動する。
相手に300ダメージを与える。

 

いなこんはいいぞ。

リクルートする効果に目が行きがちですが、それのみを活用するのであればマネキンキャットの下位互換になりかねません。

そこで着目したいのは、③のバーン効果。相手がモンスターを盤面に出すたびにチェーンブロックを組んでくれます。

となるともうこいつを使うしかないよなぁ?

 

「遊戯王 ライトニングパニッシャー」の画像検索結果
《ライトニングパニッシャー/Lightning Punisher》 

効果モンスター
星7/闇属性/雷族/攻2600/守1600
チェーンが3つ以上積まれた場合に発動する。
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、
この効果は発動できない。

 

この二体に《ブラックガーデン》と組み合わせることで、相手がモンスターを出すたびにチェーンが二つ、更に《ブラックガーデン》のトークンが出た際にも《稲荷》が誘発します。(こちらの場に出てくるローズトークンは相手が特殊召喚した扱いのため)

 ここに各種フリチェを加えれば連鎖してバリバリ割っていけるのでは?と思って組みました。具体的なチェーンの組み方は、各種カードの採用理由の項にて説明しますが、その気になれば連鎖して4,5枚破壊とか平気で出来たりしますね。

 

2、回し方

動き出すのに必要なパーツは以下の通り

墓地:ローラン

手札:レッドレイヤーor(宇迦之御魂稲荷)、ジャンクシンクロン、リナルド

パッと見多そうに思えますが、実際には《イゾルデ》さえ立てられればサーチ&《ローラン》リクルートからのエンドサーチで結構な割合で揃います。《聖杯の継承》、《増援》などもありますしね。

 

パーツが揃えば、

レッドレイヤーss&ジャンク召喚してローラン釣り上げ&リナルドss

②ジャンク、ローラン、リナルドでアーデクを経由してガーデンローズメイデン、黒庭とカリスライムをサーチ

レッドレイヤーとメイデンでリヴァーストーム、稲荷サーチ

④黒庭張ってからカリスライム効果でキャンドールorタリスマンドラss、ヴェーヌor叫喚サーチと稲荷ss

⑤稲荷効果でローズトークンを参照して星鎧ss、継ぐものサーチ

(⑤'ヴェーヌと叫喚が揃っている場合は魔神儀とカリスライムリリースしてヴェーヌss、揃っていない場合はイゾルデで落とした剣の煌きで魔神儀リリース)

⑥稲荷と星鎧でドラゴサック、トークン二体ss

トークンとリヴァーストームでユニオンキャリアー、ドラゴサックとトークンでマスカレーナ

⑧マスカレーナを対象にユニオンキャリアーの効果、ライトニングパニッシャーを装備

⑨ユニオンキャリアーをリリースしてリヴァーストームをss、リヴァーストームとマスカレーナでリイヴ

⑩リイヴ効果で深層をセット、継ぐものを発動して稲荷を蘇生

⑪相手ターンに入って、深層でライトニングパニッシャーを蘇生

 

こんな感じで稲荷+黒庭+ライパニの布陣を作れます。素引きしているパーツによってより強い盤面に出来るのですが、各上振れ展開は書くのが面倒なので書いてたら切りないですし割愛。

 

3、各カードの採用理由

◆メインデッキ

・《機巧狐-宇迦之御魂稲荷

デッキの出発点。

トリガーとなるデッキからのリクルートは、《カリスライム》や《キャンドール》、《タリスマンドラ》の他にも《イゾルデ》、《トゥルースリインフォース》が対応。

リクルート先は、《稲荷》、《アスラピスク》、《星鎧》、《星杯》、《魔神儀》2種、《カクリヨノチザクラ》、《ローラン》、《チューンナイト》、《アンゼリカ》です。後半3つはほぼリクルートしたことないです。

 

・《地縛神 Aslla piscu》

《稲荷》でリクルート出来るフィニッシャー。《黒庭》との相性は周知の通りで、《稲荷》のバーンもあるので、引導火力には十分足りますね。というか碌に打点出せないデッキなので、頼らざるを得ません。

リクルートする以外にも《ユニオンキャリアー》で装備して起動もいいですね。《マスカレーナ》に付けるのは犯罪。

 

・《星遺物-星杯》

元は《神子イヴ》採用していた際に《リヴァーストーム》組む用でした。

《神子イヴ》自体は抜けてしまったのですが、《星鎧》からサーチして儀式のリリースに当てたり、相手ターンの展開に合わせて《稲荷》でリクルートして牽制したりと役割あったのでこちらだけ続投。

 

・《昇華騎士-エクスパラディン

《イゾルデ》組むマン。《リヴァーストーム》組む流れの際に《リナルド》で《チューンナイト》を拾うことが多いので、二体目までは効果使えますね。

最初期案では《レッドレイヤー》以外の超量も採用されていたので、《レッドレイヤー》を装備して蘇生効果を使ったりとかも考えてたりしたような気がします。

 

・《焔聖騎士ローラン》

初動安定化の上に、フリチェ札でもあるので《リナルド》で拾ってチェーン数かさ増し出来ます。文句なしの3枚。

《マスカレーナ》や《クロスローズドラゴン》を構えて返すことが多いデッキなので、《ローズトークン》で殴ってから動かれるという弱点を、500バフで補完出来るのも非常にありがたいです。

後は植物族に装備して《黒庭》のラインを微調整でき、《ローリエ》((800+500)/2=650)+《ローズトークン》×2で《稲荷》(2250)や、《ローリエ)(800/2+500=900)+《ローズトークン》×2でアスラピスク(2500)、《マジョラム》(2000/2+500=1500)+《ローズトークン》で《パワーコードトーカー》(2300)など。やる機会がそんなに多いわけではないですが、片隅に置いておくと偶に役に立つ系のあれです。

 

・《アロマージ-マジョラム》、《アロマージ-ローリエ》、《アロマージ-アンゼリカ》、《潤いの風》、《恵みの風》

アロマ群。チェーン稼ぎの鬼。《潤いの風》、《恵みの風》は表にするので1回、それぞれ効果起動で1、2回チェーンを組んでくれ、また《潤い》の場合はサーチした《アンゼリカ》で更にもう一回チェーンを組めます。

《恵み》は墓地の《タリスマンドラ》を回収出来るので、リソース勝負になった時には《ヴェーヌ》で《稲荷》回収、《カリスライム》で《タリスマンドラ》リクルート、を繰り返して行くこともあったりしますね。

採用したアロマは3種。《アンゼリカ》は上記のチェーン稼ぎと単純に回復量を評価して。《カリスライム》でライフロスが起こりうるので、そこを補えるのはありがたいですね。

ローリエ》はサーチからすぐ展開に使える上、盤面に置いたままターンを渡すと、《潤い》の回復をトリガーにチューナー化効果で1回、墓地の《リンクリ》で1回、墓地に行った際に1回と3回もチェーンを稼げます。

《マジョラム》については効果というよりはステータスを評価しての採用で、《黒庭》下で出すと打点が1000となるので、《ローズトークン》×2を追加すると2600、即ち《ライトニングパニッシャー》を蘇生できます。《ライトニングパニッシャー》の出力を《継ぐもの》、《深層》という使い切りのものだけでなく半永久的に使える手段があるのは心強いですね。(《恵み)割られると途切れちゃいますが)後は《レッドレイヤー》とで《リヴァーストーム》になって無理やり動き出すこともありますね。

 

・《輝神鳥ヴェーヌ》

このデッキ唯一のリソース回復手段。このカードで《リナルド》を拾い、《リナルド》で《契約の履行》を拾うことで永久的に戦えるようになります。またチェーン稼ぎの面でも、《リンクリ》がチェーン数+1×2のカードとなるので、連鎖して《ライパニ》を起動しやすくなります。

リリーストリガーは《リンクリ》、《剣の煌き》、《クロスローズドラゴン》、《リヴァーストーム》、《チザクラ》、《星杯》、《ドラゴサック》です。拾うカードは前述の《リナルド》やチェーン組む用の《ローラン》、《アンゼリカ》、リソース勝負の際の《稲荷》、《ジャンクシンクロン》、後は各種リンクなど。

レベル変更効果は邪魔な《魔神儀》をレベル1にして《リンクリ》に変換するのが大概ですね。偶にエクシーズの補助もしますが。

 

・《トゥルース・リインフォース

事故った際の誤魔化しや《稲荷》のトリガーに加えてチェーン稼ぎもこなせるカード。

自身で1回、《リナルド》をリクルートして1回(《黒庭)あれば2回)、《リナルド》で《ローラン》を拾って1回、《リナルド》を《リンクリ》に変えて1回(《黒庭》あれば+1×2)というように積んで行けます。

とはいえデッキ内に必ずしも対象が残っているとも言えない上、初動と言い張るには遅いので2枚に。

 

・《星遺物からの目醒め》

チェーン稼ぐマン。《リイヴ》でセットすると、このカードで+1、《リイヴ》のデッキバウンス効果と《黒庭》で+2、出したリンクが《マスカレーナ》や《クロスローズ》、《リンクロス》、《ニンギルス》ならそれぞれで更にチェーンを組んで行けます。

単純にこちらの場が《ローズトークン》で埋まるのを防いで、《稲荷》のバーン速度を上げていく役割もあります。

 

エクストラデッキ

・《月華竜ブラックローズ》

《ライパニ》が苦手とする破壊耐性への対策その1。基本は《クロスローズ》から。

 

・《幻獣機ドラゴサック》

《稲荷》+《星鎧》や《ヴェーヌ》でレベル調整したりして。

単純にリンク数を伸ばすだけなら《ギャラクシートマホーク》の方が勿論強いのですが、盤面に残せた場合の《黒庭》との噛み合い、《ヴェーヌ》のトリガーになる点、先置き《メガトンゲイル》への解答という点を考慮した結果こちらに。

 

・《パワーコードトーカー》

《ローズトークン》を処理しながら、《黒庭》下でも4600で殴れるマン。完全耐性への解答一枚くらい欲しいよねってのもあります。無効効果で《魔神儀》無効とかも考えてた気もしますが、一回もやったことないですはい。

 

・《星杯戦士ニンギルス

《イゾルデ》が残った場合に盤面を空けて《レッドレイヤー》+《ジャンク》+《リナルド》の展開へ向かう用。ユニコーン帰宅も考えましたが、その後の展開でも《カリスライム》、儀式で手札を消費する点、盤面を空けたいのが一度切りな点を考慮してこちらに。《ユニコーン》は《マスカレーナ》で出してチェーン組んでくれるしな~とかも思ったのですが、テキスト読んだら《ニンギルス》も無駄に着地時にチェーン組んでくれました。

後は《ライパニ》で処理できない対象耐性、効果破壊耐性を超えられる点も魅力的ですね。

引いてしまった《星杯》を展開できるのも役に立つ時が来るかもしれません。

 

・《星鍵士リイヴ》

ニンギルス》同様、《ライパニ》で破壊できない奴を処理出来ます。化け物スペックが過ぎる。

 

・《聖騎士の追想ゾルデ》

初動用以外でも、《聖杯の継承》で戻したり、《黒庭》で蘇生したりして中盤以降も出番は割にあります。大体は《稲荷》のトリガーが欲しい時ですね。

 

・《ユニオンキャリアー》

唯一の《ライパニ》へのアクセス札。リンク素材に出来ない制約は《リヴァーストーム》でリンク1相当に変換したり、《星遺物からの目醒め》で相手ターンにリンク素材にすればすり抜けられます。

 

・《I.P.マスカレーナ》

一応《黒庭》ライン。蘇生したことなし。

 

・《クロスローズドラゴン》

素では少し出し辛い《マジョラム》をシンクロしたり、《ヴェーヌ》のトリガーになったり。

チェーン組みの面でも勿論強力で、自身で+1、シンクロ先の着地時効果、《黒庭》で+2、《ヴェーヌ》があれば+3になります。

二枚欲しいこともあるかと思ったんですが、《メイデン》の墓地効果で蘇生出来るため1枚で十分でした。

 

・《リンクロス》

《マスカレーナ》や《星遺物からの目醒め》で出すと着地時にチェーンを組め、また展開したトークンが《リンクリ》に出来るため更にチェーン数積めます。チェーン組むためだけとかいう圧倒的無駄遣い感が逆に気に入ってます(適当)

一枚刺すだけで《マスカレーナ》、《リイブ》が単体でリンクできるようになるのが非常に便利ですね。

 

4、採用を検討したカード

・《太陽電池メン》

元々は《稲荷》でこいつをリクルートすれば《ライパニ》へアクセス出来るやんっていうところから始まりました。しかし相手の光を参照するのが思ったより難しかったのと、他に落としたい雷族が何もなかったので不採用に。光送り付けるなら《おじゃまデュオ》が一番楽なんですけど、そうすると《マネキン》から直接《ライパニ》出せるな?ってなるので没。

 

・《リプロドクス》

相手の属性を変えて《稲荷》のサポートをしたり、植物に変えて《黒庭》で割ってやろうとか考えてました。枠が足りなくなったのと、あったらいいね程度だったので《太陽電池メン》と一緒にout。一応《黒庭》ライン。

 

・《超量士ホワイトレイヤー》《超量妖精アルファン》《地母神アイリス》《ダウンビート》

レッドレイヤー》と合わせて入れていたカード。《ホワイトレイヤー》、《アルファン》が《稲荷》対応なこと、《アルファン》が継続して《稲荷》のトリガーとなれること、《アルファン》からの3択でチェーンが三つ組めることなどを考慮しての採用でした。また、《ホワイトレイヤー》に《ダウンビート》打てば《アイリス》も出せるよねとかも妄想してました。

ただ《レッドレイヤー》以外の超量は単品で素引きした際に役割がなく、事故率を上げる結果となってしまったので不採用に。《ダウンビート》も《アイリス》以外にしっくり来るリクルート先がなかったですし、そもそも中盤以降《潤いの風》などでハンドが溢れる上に、デッキから引いて強いカードが多いわけでもないので《アイリス》自体が微妙でした。

 

・《除草獣》

《稲荷》や《ハリファイバー》で持って来ておくと、《ライパニ》で相手の《ローズトークン》割った時に出てくる効果+《リンクリ》変換でチェーン組めるなとか考えていた枠。他で十分すぎるほどチェーン組めるので、チェーン組むためだけのカードは別に要りませんでした。

 

・《大胆無敵》

チェーンブロック組みませんでした。終わり。

 

5、余談 

 実は《稲荷》を使ったデッキは他にも二つくらい案があったので、チラ裏程度の内容ですが一応載せときます。

 

◆ゴーレム軸

《稲荷》を見た時に一番最初に思い浮かんだ構築。《魔犬オクトロス》が《稲荷》対応且つ、《稲荷》の対象となる《ラヴァゴーレム》、《トーチゴーレム》をサーチ出来るので。

ゴーレム送り付けてから《デストーイマイスター》などをトリガーにして《稲荷》を展開、《アカシックマジシャン》や《イングナル》でゴーレムと《稲荷》をバウンスして毎ターン同じ動きをするというような構想でした。後は召喚権を犠牲にするデメリットを被せて展開に繋げられる《アンブラルゴースト》や《アームズホール》、《シュトロームベルクの金の城》、《異次元の一角戦士》なども考えていた気がします。

没にした理由が毎ターン《ラヴァゴーレム》を投げつけられる側のメンタルがヤバそう、というのは冗談にしても、《増産工場》や《シラユキ》と対面した際にデッキが機能不全に陥るためです。それらをしょっちゅう見かけるカジュアル界隈ではとてもじゃないが使えないなと。1ギミックくらいの要素であれば全然問題ないですがメインに据えるのは恐ろしさがありました。

後はまるで通常召喚権が必要なく、《スローライフ》とかいうカードを3枚積まない理由がなく、そこが気に入らなかったというのもあります()

 

◆リバース軸

こちらは《ライパニ》を採用することを決めてから考えたタイプ。《リバースリユース》で《稲荷》の対象を用意しつつ、《猛突するモンスター》と合わせてチェーンを連鎖していこうという構想でした。しかしながらリバース関連でデッキからのリクルートが手軽に出来るカードが少ないこと、《稲荷》のサーチが難しそうだったので没に。後は《かめ虫》がチラついて仕方なかった。

 

6、おわりに

 この記事の中で何回チェーンって書いたんでしょうね。

 一先ずデッキとして完成はしたと思っているんですが、冒頭でも書いたように組み直そうかと思っています。ここ1月弱使ってみましたが、想定する相手のパワーレベルと噛み合っていなかったのが一番の要因です。盤面が完成すると相手に一切の展開を許さないレベルの蓋になってしまう癖に、相手の妨害を踏み越える能力はそこまで高くない形になってしまったので。

《ライパニ》の代わりに《ロードオブザレッド》を採用して蓋の性能を下げる一方で、相手の盤面返しを強化するか、そもそもパワーレベルの設定からやり直すかという感じで考えてたりしてますので、その内別のデッキとして紹介したりするかもしれません。

 

それではいつになるかは分かりませんが、また次回も読んで下さると嬉しいです!