リゲルのデッキ置き場

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【魔轟鱗】デッキ紹介 【遊戯王Advent Calendar5日目】

初めましての方は初めまして、リゲルです。

普段から不定期にデッキ紹介記事書いたりしているのですが、昨年に続いて刺身さんの企画した「遊戯王Advent Calendar」という企画に便乗参加して書いてみた次第です。

遊戯王Advent Calendar」企画詳細はこちら↓

sashimimihsas.hatenablog.com

他の方の記事はこちらから↓

adventar.org

 

前回はリン酸さんの頭のおかしい記事でしたね。彼がいつ完全に自分を見失ってしまうか心配になるところですが、デッキの読み解き方について順を追って解説されており、大変勉強になりました。

 

h3po4.hatenadiary.com

 

こんな流れの中で僕は普段通りデッキ紹介して行こうと思うのですが、今回は「BLAZING VORTEX」にて強化された「魔轟神」を使ったデッキです。
前々から持っていたデッキではあったのですが、今回強化されたこともあってリスト調整したので記事にしてみました。決して紹介しようと思っていた新デッキの調整が間に合わなかった訳ではない。

 

1.デッキレシピ、コンセプト

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【モンスター】35枚

《魔轟神クシャノ》×1
《魔轟神グリムロ》×3
《魔轟神マルコシア》×2
《魔轟神獣ケルベラル》×2
《魔轟神クルス》×1
《魔轟神獣キャシー》×2
《水精鱗-ディニクアビス》×1
《水精鱗-アビスパイク》×1
《水精鱗-アビスグンデ》×2
《水精鱗-アビスリンデ》×2
《水精鱗-ネレイアビス》×2
《水精鱗-アビスディーネ》×1
《機巧辰-高闇御津羽靇》×1
《氷天禍チルブレイン》×1
《ドラゴン・アイス》×1
《憑依覚醒-ガギゴバイト》×1
《クリスタル・ガール》×1
《ジェネクスウンディーネ》×3
《ジェネクス・コントローラー》×2
《水晶機巧-ローズニクス》×1
《水晶機巧-スモーガー》×1
《水晶機巧-リオン》×1
《同族感染ウィルス》×1
黄泉ガエル》×1

【魔法】2枚
《貪欲な壺》×2

【罠】8枚
《弑逆の魔轟神》×2
《クリストロン・インパクト》×2
《アビスフィアー》×2
《水霊術-「葵」》×1

エクストラデッキ】15枚
《虚空海竜リヴァイエール》×1
《魔轟神獣ユニコール》×1
《瑚之龍》×1
《魔轟神アンドレイス》×1
《深海姫プリマドーナ》×1
《シューティング・ライザー・ドラゴン》×1
《驀進装甲ライノセイバー》×1
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》×1
《飢鰐竜アーケティス》×1
《白闘気双頭神龍》×1
《魔轟神レヴュアタン》×1
《リンク・スパイダー》×1
サクリファイス・アニマ》×1
《水精鱗-サラキアビス》×1
《水晶機巧-ハリファイバー》×1

 

www.db.yugioh-card.com

 

 

今回のデッキで目指したかったのは、《魔轟神ユニコール》でコントロール”も”出来る【魔轟神】です。これまで「雑貨型」「ジャンド型」などの展開系【魔轟神】と、《ユニコール》に特化した所謂【ユニコン】はどちらも触ってきたのですが、「魔轟神」らしさを出しつつも《ユニコール》を使っていくデッキは組んだことが無かったので挑戦してみました。

 とは言え、《魔轟神獣ユニコール》を生かすためにはフリーチェーンで手札調節可能な札が欲しいところですが、残念ながら「魔轟神」のテーマ内では《弑逆の魔轟神》しか該当するものがないので、他でその手段を用意する必要があります。

そこで今回ピックアップしたのは《水精鱗-ネレイアビス》です。

 

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《水精鱗-ネレイアビス》

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードを手札から捨て、自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスター以外の自分の手札・フィールドの水属性モンスター1体を選んで破壊し、対象のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の数値分アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。

 

突然の「水精鱗」に何故?と思われる方も多いかと思います。僕も実際のところ発端はよく覚えていません。

ただこの《ネレイアビス》というカードは非常にユニークな手札調節性能をしており、”自身をコストとして切った”上で”効果処理として更に1枚”手札を減らすことが”出来ます”。つまり2枚までの手札枚数差を1枚で詰めることが出来るのは勿論、相手の反応を見てから追加で手札を減らすか否かを決められるため、相手がチェーンして手札を増減させてきた場合にも対応して枚数を合わせに行くという芸当が可能です。更にダメージステップも含めて完全フリーチェーンで起動出来る点も強みの1つですね。

また②の効果も適当にシンクロ素材などに噛ませた際に「魔轟神」を捨てることができるので、おまけながらも十分な働きをしてくれます。

 

ということで「水精鱗」を始めとした水属性を基調にデッキを組み立てて行きました。

ゲームプランとしては《ユニコール》+《ネレイアビス》という布陣で相手を牽制、水属性特有のハンデスも織り込みながら相手の手札を削りつつ、こちらは《魔轟神レヴュアタン》によるリソース回復と《魔轟神クルス》による《ユニコール》の蘇生を繰り返して相手を追い詰めていく、というような展開を目指して行きます。

 

2.回し方

使用する初動は《ジェネクスウンディーネ》です。理由としては、《水精鱗アビスパイク》から自然に触れますし、水属性の割合を高めにする以上、2枚目以降も役割を持たせやすかったからです。

動きとしては以下の通り。


①《ウンディーネ》から《ローズニクス》を落としてトークン生成、トークン素材にして《リンクスパイダー》、効果で手札に加えた《コントローラー》SS。

②《リンクスパイダー》と《コントローラー》で《ハリファイバー》をLS、効果で《魔轟神クシャノ》SS。

③《クシャノ》と《ウンディーネ》で《虚空海竜リヴァイエール》、効果で《ローズニクス》を帰還。

(④《アビスフィアー》からの《アビスリンデ》→《アビスパイク》で《ウンディーネ》を持ってきていた場合は、《リヴァイエール》+《アビスパイク》で《サラキアビス》も追加)

⑤相手ターンに入って、《ハリファイバー》の効果で《シューティング・ライザー・ドラゴン》をSS、効果で《クリスタル・ガール》or《黄泉ガエル》を落としてレベルを6に下げて、《ローズニクス》と《白闘気双頭神龍》をSS。


《シューティング・ライザー》での落とし先は、《サラキアビス》を立てる目処が立っている場合は《クリスタル・ガール》にして後続の確保、そうでない場合は《黄泉ガエル》にして、《神龍トークン》とで《サラキアビス》を立てに行きます。

 

この初動によって《クシャノ》+《ローズニクス》のトークンor《黄泉ガエル》/《クリスタル・ガール》で《魔轟神獣ユニコール》の目途を立てつつ、《ネレイアビス》も《サラキアビス》によって確保出来るようになります。序でに出てきた《白闘気双頭神龍》も相手のリソース消費(≒手札消費)をある程度強要でき、《ネレイアビス》起動に必要な「水属性2体」という条件も1枚で満たしてくれますね。(単純にこの組み合わせで計9900点という打点を叩き出してもくれます)

 

 《白闘気双頭神龍》や《魔轟神獣ユニコール》で場を繋いだ後は、余裕見て《魔轟神レヴュアタン》をシンクロしてリソース確保。《レヴュアタン》の出し方は《クシャノ》+《ディニクアビス》、《ケルベラル》 +《カオス・ルーラー》など、セルフブレイク手段には《クリストロン・インパクト》からの《ローズニクス》や、《クリスタル・ガール》から持って来れる《機巧辰-高闇御津羽靇》などが多いです。

 

終盤には《レヴュアタン》を《弑逆の魔轟神》で使い回して《魔轟神クルス》を回収、《ユニコール》の蘇生を繰り返して蓋を目指します。

 

3.各カードの採用理由

◆メインデッキ

・《魔轟神グリムロ》

「魔轟神」万能サーチウーマン。《レヴュアタン》のサルベージ対象を嵩増しするためにも3枚採用です。

初動の動きの際に握っていれば《クルス》をサーチして、《クシャノ》+《ウンディーネ》で《瑚之龍》をシンクロ、盤面破壊しながら切った《クルス》で《グリムロ》を蘇生し、《白闘気双頭神龍》にいきなり繋げることも出来ます。すぐに盤面を取り返したい時に便利ですね。


・《魔轟神マルコシア》

「魔轟神」新規の1枚。サーチ先は《弑逆の魔轟神》2枚のみですが、序盤に《クシャノ》で捨てて意義のあるカードを厚めにしておきたい事情と、《レヴュアタン》での回収時に《弑逆の魔轟神》のサーチ用と、回収した他の「魔轟神」を即座に捨てる用で2枚拾いたいことも多いので2枚採用。

因みに①の効果で切るのは1枚「魔轟神」があればいいので、《アビスグンデ》を切って更に横に広げる事もできます。


・《魔轟神獣キャシー》

役割としては《レヴュアタン》のセルフブレイクであったり、《ドラゴンアイス》と組み合わせて妨害札となったり。《クシャノ》が素引き出来ている(してしまった)場合には《ハリファイバー》からこのカードをリクルートして、《ウンディーネ》と《ユニコール》を先に立ててしまうというパターンもあります。

《マルコシア》同様に序盤に《クシャノ》と交換した際でも仕事してくれるため2枚採用。


・《水精鱗-ディニクアビス》

《レヴュアタン》の素材という贅沢な採用理由。《サラキアビス》でのサーチから自身効果でSSは勿論、《アビスリンデ》《アビスフィアー》《アビスグンデ》など出力手段には事欠きません。


・《水精鱗-アビスグンデ》

「魔轟神」とハンドを切るカードを共用しながら展開に繋げられるので。《サラキアビス》が放置された場合には複数枚欲しくなりますし、《アビスフィアー》から《ウンディーネ》を確保する際の《アビスパイク》のコストとしても悪くはないので2枚採用。


・《水精鱗-アビスディーネ》

《アビスリンデ》からリクルートするいつもの動きや、《アビスグンデ》で単純に+1出来る点を評価して。可能であれば《ネレイアビス》釣り上げて②の効果で「魔轟神」を起動させていきたいところです。

消費大きいので積極的にはやりたくないですが、《ディニクアビス》や《アビスパイク》で持ってきて自身効果でSS、《サラキアビス》を立てることも出来ます。


・《機巧辰-高闇御津羽靇》

《クリスタル・ガール》のサーチ択であり、《レヴュアタン》のセルフブレイクをこなせるカード。《サラキアビス》の蘇生択としてデカイのが1つは欲しかったというのもあります。《プリマドーナ》の的を作れるのも良し。


・《氷天禍チルブレイン》

同じく《クリスタル・ガール》のサーチ択。簡単に出しやすい高レベルなので《レヴュアタン》のシンクロに繋げやすくなる点、やや頼りない序盤の戦線維持を担えるので採用しました。

またこのカードを見せておくことによって、ハンデスを嫌って手札を伏せさせる方向に誘導もでき、後々の《ユニコール》が活きやすくなります。


・《ドラゴン・アイス》

《クリスタル・ガール》や2枚目の《ウンディーネ》で落とす択として。手札を切れるので《キャシー》で妨害したり、《ユニコール》下であればSS時効果の無効化狙えます。


・《憑依覚醒-ガギゴバイト》《水霊術-「葵」》

水属性と言えばハンデス、そしてハンデスは《アンドレイス》と相性良しという流れで採用。

《ガギゴバイト》はハンデスを抜きにしても、ボードをハンドに変換するという選択肢を常に取れるようにしてくれるありがたい札です。ボードを増やす手段は豊富な一方で、ハンドは《レヴュアタン》を成立させるまでは難しいデッキなので。SSに必要な魔法使い族は《クリスタル・ガール》《黄泉ガエル》からの《サクリファイス・アニマ》で。

《葵》は《アンドレイス》で任意のモンスターを奪うことができ、《ユニコール》の手札調整にも使えます。リリースコストはズッ友の《黄泉ガエル》や《神龍トークン》などでちょろまかしましょう。

 

・《水晶機巧-スモーガー》《クリストロン・インパクト》

初動で使用する《ローズニクス》を《レヴュアタン》のセルフブレイク札としても活用するためのセット。《インパクト》は《ハリファイバー》を帰還して《プリマドーナ》《瑚之龍》への展開に繋げることも出来ます。

 

・《水晶機巧-リオン》

《ローズニクス》《スモーガー》のセルフブレイク効果を発動させるためのチューナー。機械シンクロのラインナップを見たときに役割があったのが《驀進装甲ライノセイバー》くらいだったのでレベルの一致するこのカードに。

頼むからハンドには来るな。

 

・《同族感染ウィルス》

《プリマドーナ》からのリクルートに対応した《レヴュアタン》のセルフブレイク札として採用しました。ターン制限なく起動出来るため、盤面によっては《レヴュアタン》のセルフブレイク後、相手の高打点を処理しつつ切った《クルス》により《ユニコール》を蘇生、その後の手札枚数合わせまで熟す出来ます。


・《貪欲な壺》

リソース回復手段。手札を切れ、《弑逆の魔轟神》も戻せる《一撃必殺-居合いドロー》と悩んだところですが、《レヴュアタン》へ行けるまで手札を稼ぐのが厳しいデッキなのでその点を少しでも補うためこちらにしました。


・《弑逆の魔轟神》

蘇生付き《サンダーブレイク》です。テキスト通りの使い方ですが、《レヴュアタン》を蘇生したり割ったり、《ユニコール》蘇生でカウンターしたり、雑に《アンドレイス》蘇生したり。

《レヴュアタン》の出力回数がリソース量に直結するので複数積みたいものの、3枚は流石に序盤のダブりを考えると怖いので2枚。


・《アビスフィアー》

初動に繋げるための札。魔法は《貪欲な壺》だけでデメリットほぼ影響ないので、シンクロ素材確保のため自ターンに打つこともしばしばあります。(主に《レヴュアタン》用の《ディニクアビス》)

 

エクストラデッキ
・《虚空海竜リヴァイエール》

基本的には初動での動きを想定しての採用ですが、《ユニコール》が除外されてしまった際の保険の役割もあります。《貪欲な壺》を打つ際には優先して戻しておきたいところですね。


・《瑚之龍》

《グリムロ》のところで触れた《白闘気双頭神龍》に繋ぐ流れや、折角《ハリファイバー》を使い回せるのでシンクロチューナー増量のため採用。

《クシャノ》+下級「水精鱗」でレベル6シンクロは出す機会も多いですし、除去こなしつつ、手札の「魔轟神」や《アビスグンデ》を切って展開に繋げられるのは非常に便利です。


・《魔轟神アンドレイス》

「魔轟神」新規の1枚。基本的にはドローさせてくれないので、終盤の《ユニコール》に向けて相手の手札を減らしていく役割が大きいです。


・《深海姫プリマドーナ》

水属性絡むデッキで《ハリファイバー》使うなら取り敢えず入れとけみたいな枠。《クリストロン・インパクト》から出せますし、墓地に行った際の効果でさらに《ハリファイバー》を再利用することが出来ます。

効果起動のための相手除外ゾーンについては、こちらから能動的に増やす手段はないですが、まあ今日日除外使わんデッキなんてないやろの精神で。

《白闘気双頭神龍》の素材にすると中々面倒な耐性となります。


・《驀進装甲ライノセイバー》

「クリストロン」セットのための機械シンクロ。基本的には《ローズニクス》で《レヴュアタン》を割り、リクルートした《リオン》とでそのままシンクロ、回収した「魔轟神」を好きなだけ切って~というような動きで使います。

上記の流れだとEXからの展開に縛りが付いていますし、釣り上げたいものも多くないので、蘇生効果はあまり使うことないです。


・《混沌魔龍 カオス・ルーラー》

「魔轟神」を拾いに行くための札。デッキを掘って「魔轟神」を墓地に貯めながら、ワンチャン《ケルベラル》が拾えれば《クシャノ》で切ってそのまま《レヴュアタン》まで繋げられるのが非常に優秀。

自己蘇生効果を使うには必ず「魔轟神」を除外しないといけないのが難点ですが、場合によっては前述の《リヴァイエール》で《ユニコール》を帰還させる動きを狙うことも出来ます。


・《飢鰐竜アーケティス》

現代【魔轟神】において必須に近いであろう存在。フリーチェーンで手札を切れ、やや大振りではありますが《ユニコール》の手札調整にも使えます。場合によっては《レヴュアタン》のセルフブレイクにも。

出し方としては《クシャノ》+《アビスディーネ》+星3「水精鱗」など。

 

4.採用を検討したカード 

・《デーモンの呼び声》

アンドレイス》や《レヴュアタン》の蘇生サイクルために一時採用していました。

《クシャノ》の存在からリソースは非常に続くのですが、アクセスする手段が《ケルビーニ》から《魔サイの戦士》経由で《トリック・デーモン》を落とす程度しかなく、ノイズにしかならなかったのでOUT。実戦でも《弑逆の魔轟神》の蘇生回数で十分なことも多かったですし。

 

・《破械童子ラキア》《雙極の破械神》

「破械」出張セット。《ラキア》が《アビスパイク》《プリマドーナ》からアクセス出来るセルフブレイク札として活用できる点を評価して採用していました。《雙極の破械神》も《ケルベラル》を切って《レヴュアタン》まで行けます。

ただ《雙極の破械神》は前述の《デーモンの呼び声》の蘇生対象として採用していた部分も大きく、また《レヴュアタン》出すまではハンドが厳しいデッキのために序盤の戦線維持役としても破壊効果を使っていられない状況が多くて微妙な感じに。《ラキア》も《スモーガー》《同族感染ウィルス》という同じくサーチが利くセルフブレイク札が新たに採用されたのでセットで抜くことにしました。

 

・《怨念の邪悪霊》

 自力で帰ってくる手札誘発であり《ユニコール》との相性抜群でした。が、対象となる《雙極の破械神》《魔轟神ヴァルキュルス》が共に抜けてしまったこと、このカードに触る手段が《デーモンの呼び声》同様無理があったのでOUT。これはこれでまた別にデッキ組んでみたいですね。(後述のファーニマル軸など)

 

・《儚無みずき》

アビスパイク》対応の手札誘発。ただ展開を阻害する《ユニコール》と噛み合わせが悪く、特に自ターンに発動した際にはほぼ確実にライフが半分消し飛んでしまうので辞めておきました。そもそも《ネレイアビス》も《アビスパイク》のサーチ対象ですしね。

 

・《真竜王バハルストスF》

《クリスタル・ガール》からサーチ出来る《レヴュアタン》のセルフブレイク手段として。《機巧辰-高闇御津羽靇》との選択枠であり、こちらは蘇生した《レヴュアタン》でも破壊することが出来ます。

ただ《ユニコール》の性質上、バックより前を処理できる方が優先度高いですし、《サラキアビス》のバリューも考えて《高闇御津羽靇》に。

 

 ・《ジャンク・コンバーター

「魔轟神」では非常に扱いやすく、《クシャノ》の存在から任意の「魔轟神」をコストとして扱うことが出来ます。

今回のデッキでは《クイック・シンクロン》から《黄泉ガエル》と《ドリル・ウォリアー》を組んで「魔轟神」を拾っては投げしようと考えていました。が、《コンバーター》で捨て、《クイック》で捨て、《ドリル》で捨てとハンドがマッハでなくなり、アド回収するまでに何ターンかかるねんって感じだったので流石に止めました。普通に《レイジオン》等使った展開系【魔轟神】組むなら非常に強いと思います。

 

・「ファーニマル」周り

最早パーツというよりデッキごと別物なので仮組レシピ貼っておきます。没案な上に碌に調整も出来ていないのでツッコミどころ満載ですが、そこは目瞑ってもろて……

 

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手札調整札として《ネレイアビス》ではなく《エッジインプ・サイズ》をピックアップした型です。こちらも同様に効果処理で捨てる枚数を1-2枚で選ぶことが出来ます。そして融合先の《デストーイ・クルーエル・ホエール》は《レヴュアタン》を割れるし、《デストーイ・ハーケン・クラーケン》は《怨念の邪悪霊》対象やし、関連して採用出来る《トイポット》が「魔轟神」と相性良いのは周知の通りやし完璧では?????などと調子乗った成れの果てです。

想定ギミックとしては《ファーニマル・オクト》を《プリマドーナ》リクルートして《エッジインプ・サイズ》を回収するサイクル。《オクト》は《ウイング》で除外して《プリマドーナ》の効果でデッキに返し、《チザクラ》で《プリマドーナ》を蘇生して再度《オクト》展開から《サイズ》を拾って融合し、《ウイング》は《オクト》の効果でまた戻る。そして《チザクラ》と《トイポット》は《七精の解門》で帰ってくる、みたいなのを考えていました。

 ただお察しの通り、やりたいことが「魔轟神」から離れて行ってますし、上手いこと《ユニコール》や《レヴュアタン》まで絡めたルートが自分の中で立てられなかったので没に。どなたか思いついたら教えてください。パクります。

 

5.おわりに

全部お読み下さった方は長々とお疲れさまでした。

「魔轟神」は中学生の頃になけなしのお小遣いを叩いてパーツを買い揃え、以来雑貨型、ジャンド型、ユニコンなど形を変えつつも使い続けていたテーマだったので、いい塩梅の新規貰えたのは非常に嬉しかったです。

 

今回デッキの起点に据えた《ユニコール》ですが、相手との”対話”が必須になる非常に面白いカードです。皆さんも是非一度考えてみてはいかがでしょうか。昔よりも手札を調節する手段は格段に増えましたし、今では「メルフィー」で出張としても使いやすくなりましたしね。

 

明日はエクィテスさんの記事となります。昨年はデッキ紹介記事を投稿されてましたが、今年はどんな記事が上がるか楽しみです!

equiste.hatenablog.com

遊戯王Advent Calendar」の記事一覧はこちら↓

adventar.org

 

それではまた次回!