【裏除外エクゾ】
お久しぶりです。リゲルです。
5ヶ月近く放置されていた下書きを見つけたので、サルベージして書いてみようと重い腰を上げてから早2週間弱。実に8カ月ぶりの更新らしいです。
そんなどうでもいい話はさておき、早速デッキ紹介に移りましょう。
目次
1、デッキレシピ、コンセプト
2、回し方
3、各カードの採用理由
4、おわりに
1、デッキレシピ、コンセプト
超シンプルに言うと裏側除外を活用しようぜっていうデッキです。
裏側除外の「(活用手段が限られるとは言え)リソースとして扱えながらも、非公開情報である」という点が面白いなと思い、それを生かして何かしら組んでみたいなと二年くらい前からと思っていたのですが、当時は除外出来る枚数が少なかったり、除外できるタイミングが選べないor限られていたり、アクセスが容易でなかったり…と中々いい裏除外カードが無く放置されていました。
タイミングを選べて除外枚数が多めで、尚且つアクセス容易な裏除外カード出てくれねぇかな〜、まあそんな都合いいカード出るわけねえよな〜
《機巧蛇-叢雲遠呂智》
星8/闇属性/機械族/攻2450/守2450
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、
自分のデッキの上からカード8枚を裏側表示で除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分のEXデッキからカード3枚を裏側表示で除外し、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
出ました(いつもの)
墓地に落としさえすれば任意のタイミングで8枚も裏除外肥やせます。やったぜ。
というわけで喜び勇んで組んでみました。
まずは裏側除外に触れるカードの選定から。
該当するのは《原初の種》、《インフェルノイド・ティエラ》、《PSYフレームロード・Ω》、《バージェストマ・レアンコイリア》、《ネクロスェイス》、《雷劫龍-サンダー・ドラゴン》、《E・HEROエリクシーラー》の7種。少ねぇなと思ったそこのあなた、僕もそう思います。
そして前述の”裏側除外が非公開情報である”という点を生かせるカードは更に限られ、《原初の種》、《雷劫龍》、《バージェストマ・レアンコイリア》の3種のみ。
今回は直接のハンドインという最も非公開情報である点を強く使える《原初の種》をチョイスしました。
そして非公開でハンドに入れたら強いカードってなんじゃろなと考えた結果がご存知《エクゾディア》です。
順々にサーチして相手にプレッシャーをかけていくのも面白いとは思いますが、パーツを一枚たりとも見せることなく、最後の最後でショーダウンするっていうのも面白いんじゃないかと思ってチョイスしてみました。
またエクゾディア側の視点から見ても、元より裏側除外を活用するというコンセプトなため、「パーツを変なとこに飛ばされて詰んだ」ということがこのデッキでは起こり得ないのは大きいかなと。
ただ最初からエクゾガン狙いという訳ではなく、折角《叢雲》というそこそこの打点持ったモンスター使うわけなので最初はビートダウン、相手の防御が固い場合はエクゾを揃えるようシフトする、っていう感じの流れになります。
2、回し方
裏除外を活用すると言っても、当然その裏除外に触れるパーツは事前に確保しておかなければなりません。必要なのは以下の3点。
①《叢雲》を墓地に
②《開闢》or《混沌帝龍》をハンドに
③《原初の種》をハンドに
そこで初動として採用したのが親の顔より見た《ヴァイオン》。召喚からいつもの《ベアト》立てるムーブをすることで、《デッドリーガイ》で《ダークエンジェル》を、《ベアトリーチェ》で自ターンに《叢雲》、相手ターンに《ドローガイ》を落とし、返しのスタンバイに《ダークエンジェル》+《ドローガイ》の効果で《原初の種》を確保、SSされた《ドローガイ》と何かで《イゾルデ》を組めれば《開闢》も確保。《ヴァイオン》一枚でほぼ全部揃っちゃいました。いくらなんでもパワカが過ぎる。
そんなこんなで準備が整ったなら、まずは前述の通り、素直にビートで押し切るプランを取ります。初回の《原初の種》で回収するのは終盤の半ループでも必要且つ展開も担える《混沌空間》や、同様に後半への準備が出来る《Ω》を立てるための《サイキックリフレクター》、を呼んでくる《ワン・フォー・ワン》や《緊急テレポート》が多いですかね。《フルドラ》が除外されていたなら即《原初の種》を回収して二発目を打つことも。
そして押し切れない場合はエクゾプランに移り、場に《混沌空間》、墓地に《氷の女王》や《フルドラ》、《メテオプロミネンス》、《星盾》、《カオスベトレイヤー》辺りを揃えるよう、中盤以降《Ω》での墓地肥やし、《原初の種》での回収を行っていきます。
《カオスベトレイヤー》と《星盾》が墓地に揃えば、毎ターン《エクサビートル》を立てることが出来るので、
①《開闢》or《混沌帝龍》を《エクサビートル》で装備し(《原初の種》の発動条件は《開闢》or《混沌帝龍》が”場”に存在する時なので装備状態でもOK)、《ベトレイヤー》のコストにした《フルドラ》を《混沌空間》で帰還させて《原初の種》回収
②《エクサビートル》で《氷の女王》を装備、《エクサビートル》が自害して《原初の種》回収、《開闢》を《ベトレイヤー》のコストにして《混沌空間》で帰還、または雑に《剛炎の剣士》自爆特攻などで蘇生
このどちらかのパターンで《原初の種》を毎ターン打ってパーツを回収出来ますね。《エクサビートル》は有限ですが、2-3回も打てりゃ流石に揃いますし、万一の際は除外から《大欲な壺》を拾って《エクサビートル》を戻せば何とかなりますね。
3、各カードの採用理由
・モンスター
《聖戦士カオス・ソルジャー》
《天地開闢》がある都合での採用。効果は言わずもがな強力で、《ネクロ・ガードナー》等を戻して遅延しつつ盤面をこじ開けられます。《剛炎の騎士》で蘇生する筆頭候補でもあります。
戦闘破壊時の回収効果で拾う択はまるで強くないので、手札コストが増えるくらいの感覚で。
《混沌帝龍-終焉の使者-》
《開闢》は《イゾルデ》からサーチしますが、こちらは《ラルバウール》からサーチが出来ます。エラッタにより蘇生、帰還が出来なくなったのは中々厳しいですが、《エクサビートル》で装備する分には問題なしですね。
全除去効果はほとんど使うことは無いですが、《異次元の探求者》で相手エンドに戻して脅し続けるっていうのは楽しかったりします。
《破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ》
《ラルバウール》のサーチ先その2。単純な打点要員で、打点1万オーバーとか叩き出してくれます。
《エクゾ》を揃えるフェイズとなっても、相手が隙を見せた時にこのカード単品拾うだけででフィニッシュを狙えるのは頼もしいですね。
《ギガンテック・ファイター/バスター》、《バスター・ビースト》、《サイキック・リフレクター》、《バスター・モード》
バスター出張セット。《シャドー・ミスト》を落とすことで《ヴァイオン》に繋がる《ギガンテックファイター/バスター》と《Ω》を選択出来るのは流石のパワーといったところです。
その上《バスター・モード》は、罠カードであるのにサーチ後も終盤までハンドに残り続けるため、《フルドラ》のコストとしても非常に便利ですね。
そのため、《バスター・モード》は素引きケアの他にも、1枚は《ギガンテックファイター/バスター》に使う可能性、《フルドラ》のコストとなることを考慮しての二枚採用となっています。
《光帝クライス》
《天地開闢》や《ギガンテック/バスター》で落とす択。《剛炎》での蘇生や、《ベトレイヤー》のコストからの《混沌空間》での帰還でドローを進めていけます。
光属性少なめなデッキ構成なのでカオス系の除外コストとしても偶に落としたり。
《V・HERO ヴァイオン》
初動なのに2枚採用なのは、《シャドーミスト》を落とせる擬似初動カードが多く、また二枚目以降の仕事がないからですね。また、デッキ全体に言えることですが、折角裏側除外されたカードを好きに拾って行けるデッキなので、デッキ内のカードの種類を増やしたかったというのもあります。
しかし《シャドーミスト》を落とすところから入る場合は勿論1ターンのロスが発生するので、速度上げるために3枚にしようかなとも検討中です。
《ネクロ・ガードナー》
終盤はひたすら遅延しましょう。Ωネクロ・ガードナー大好き。
《エキストラケアトップス》
《イゾルデ》でのリクルートや《ギガンティック/バスター》、《天地開闢》で墓地に。
《ギガンテックファイター/バスター》の他にも《叢雲》、《開闢》、《混沌帝龍》、《Ω》などメインゾーンに出る高打点が多いため、合法的にダメージカットしながらドロー進めて《エクゾ》に近づけることが出来ます。
また、こちらのエクストラモンスターゾーンに居座るのは打点の低いリンク2が多いため、普通に壁となりつつドロー出来るのも強いですね。
《妖精伝姫-シラユキ》
使用済みの魔法罠を除外して《原初の種》で回出来るようにしたり、《混沌空間》のカウンター貯め、終盤の時間稼ぎに。
魔法使いがそこまで多いわけでもないので、《氷の女王》の発動補助にも。
《黒き森のウィッチ》
初動誤魔化しにもなるし、最後のエクゾパーツを持ってくることもできるし流石の小回り。特にパーツが残りデッキ7枚以下の中に紛れていた場合は、《叢雲》で裏除外に放り込むことが出来ないので、代わりにこのカードを回収してリンク素材に、といった感じで。
この後もパーツサーチできるカードが何枚か出てきますが、最後の1枚がデッキ内に眠ってるというのは結構起こるので、割と重要だったりします。
《異次元の探求者》
《緊急テレポート》の択として。《開闢》や《混沌帝龍》を維持して《原初の種》を打てるようにするのが基本ですが、《アンクリボー》で蘇生したやつを逃がしたりも一応出来ます。
元々は《雷劫龍》が居たときの名残ですが、《緊急テレポート》の先が《リフレクター》だけってのもなって言うのと、《混沌空間》のカウンター稼ぎとか、普通に相手の除去、効果無効躱したりと困るカードでもないので続投してます。
《アンクリボー》
《原初の種》から回収してハンドから打てる防御札。《聖戦士》、《クライス》での防御や除去されてしまった《Ω》の蘇生が基本。《フルドラ》を相手ターンで蘇生できる唯一の札でもあるので、《原初の種》を拾うスピードを上げたり、《ウィッチ》を蘇生して最後のエクゾパーツを拾ったりなど。
《妖醒龍ラルバウール》
基本は自身対象で《混沌帝龍》と《ガンドラギガレイズ》のサーチですが、最後の1枚のエクゾパーツを《見習い魔嬢》、《フルドラ》を対象にして持って来ることも出来ます。
・魔法カード
《アドバンスドロー》
さっさとエクゾプランに向かう際に使用。
《叢雲》を墓地に送りドローを進めながら、デッキを更に裏除外して行けます。
《混沌空間》
その場に合わせていい感じの奴を帰還させましょう(適当)
言わずもがなという感じではありますが、カウンターが貯まるのはモンスターが除外された時なので、裏側除外では乗らないので注意。
一応被破壊時効果でエクゾパーツサーチできます。
《大欲な壺》
最終的にはランク6を連打することになるので、《ディアボ》を戻せると非常に動きやすくなります。前述の通り《エクサビートル》などの補充や、運が良ければ《Ω》と合わせてハンデスも。
腐ることはまあないですし、中盤以降に《原初の種》で回収したいことも多いので裏除外に入りやすいように二枚採用。
・罠カード
《天地開闢》
《シャドーミスト》と《ネクガ》を落として《ヴァイオン》持って来つつ、罠から入るテンポロスを軽減してくれます。他にも落としたい戦士は多いのでそこは臨機応変に。
3積みなのは終盤でも《フルドラ》のコストになれる点、《開闢》にアクセス出来るので《イゾルデ》を組む必要がなくなる点からですね。墓地に落ちても《エクサビートル》で釣るなら問題なしです。
《バージェストマ・レアンコイリア》
単純にコンボパーツを集める意味合いもありますが、元々の案ではこれで裏除外から《大狼雷》戻して蘇生させようぜとか言ってたのでその名残です。
似たような動きで、《剛炎の騎士》が攻撃されたタイミングで裏除外から《聖戦士》や《クライス》を戻して蘇生を狙っていけます。
《メテオプロミネンス》
《フルドラ》コスト用。回収する代償としてドローがスキップされますが、《叢雲》で残りデッキ数枚まで掘るこのデッキでは逆にデッキアウトを心配する必要がなくなるため、有難かったりします。尚デッキが0枚だとそもそも効果発動できなくて死ぬので注意。
《竜嵐還帰》
状況に応じて好きなのを帰還できる無難な札。
《闇の誘惑》を入れてた時はエクゾパーツを除外からSSしてハンドに回収みたいなのも考えてた気がします。
・EXデッキ
《剛炎の騎士》
二枚採用ですが、一枚は《叢雲》を雑に墓地に送るor《イゾルデ》の素材用、もう一枚は《聖戦士》や《開闢》の蘇生用というようなイメージ。
《見習い魔嬢》
《叢雲》を墓地に送る用リンクその2。こちらは《氷の女王》の発動条件満たしに行ったり、《混沌帝龍》の回収などが熟せます。一応手札コストで捨ててしまったり、《Ω》や《レアンコイリア》で墓地に戻したりしたエクゾパーツを拾うことも。
《スターダスト・チャージウォリアー》
《リフレクター》から出してドロー進めつつランク6に行く用。偶に《イゾルデ》の素材にも。
《彼岸の詩人 ウェルギリウス》
基本は《ベアトリーチェ》から出す用。6エクの素材として使える上に、光魔法使い族なのでカオス系のコストや《氷の女王》のカウント稼ぎに
《ギガンテック・ファイター》
ワンチャン《開闢》蘇生できるかもしれません。やったことはないです。
《甲虫装機エクサビートル》
《開闢》、《混沌帝龍》を盤面に引っ張ってくる、《氷の女王》で《原初の種》を回収する他にも、《ギガンテック/バスター》や《ウィッチ》、一応《クライス》と組み合わせれば《魔嬢》、《アンクリボー》、《ウェルギリウス》も効果を発動させることが出来ます。
《開闢》、《混沌帝龍》のサルベージだけなら《トレミス》でもいいのですが、こちらの方が役割多いので。ただ1枚くらいは《トレミス》でもいいかもとは思うこともありますね。
4、おわりに
デッキの性質上公開すると半分意義がなくなるかなとも思ったのですが、既に十分楽しみましたし、何よりエクゾ揃えに行ってると見せかけて打点札集めたりとかも出来るので、それはそれで楽しそうだしええかなと思って書いてみました。
しかし自分で読み返しても文字ばっかで読みにくいですね。次からはもうちょっとシンプルに書きたいなと思いました。(小並感)
ではいつになるかは知りませんが、また次回!